18卒が言った衝撃だった言葉

3/1から説明会等、選考情報の公開が始まり、2017年の就職活動もいよいよ本番になって来ました。
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そんな中、関わり方の濃い薄いはあるものの100人を超える18卒とお話しして来ました。

昨年同様、「私やりたいことがわからないんです」っていう就活生はやっぱり多いです。

これについては、私も仕方ないと思ってます。


小学校〜高校まで学生の自主性の無さが問題(環境が原因だと思う)になっている状況で将来を考える機会は与えられもしない。

自分でキャリアを考える情報収集をしようなんて学生はそうそういませんよね。

そんな中で、学生たちの中でいう就活ガチ勢の学生が放った言葉に私は驚きました。

それは、大手orベンチャーというテーマで就活談義をしている中の発言でした。

ある一人が「私は肩書きを気にしてしまうから、もう大手しか受けません」

実にシンプルで、且つ本当に素直な意見だなって思っているとその就活ガチ勢の学生は言いました。


「私は逆だな。転職がいつでもできる人間になりたい。」


さて、どこに驚いたかというと、
「逆」
という言葉です。

おそらく、この学生の中では、
ベンチャーはすぐに成長でき、力がつく。だから転職ができる。
逆に大手は会社の中でしか使えない能力しかつかないから転職ができない。

果たして本当にそうなのでしょうか?
そして、転職の市場というのは会社内のまでの活動が評価されるのでしょうか?
どの会社で働くかという入り口で評価されることがあるのでしょうか?

無責任な大人たちの偉そうな講演で学生が洗脳されてしまっていませんか?

ベンチャーが社会に与える影響が大きくなって来ているのは間違いありません。

そして、それによって大手企業も成長を求められる競争環境が生まれていることは確かです。

しかしながら、人間の評価を力のあるなしという縦軸に並べるような言葉を学生にかけ、引き込むようなやり方は私は無責任だと感じています。

どうか学生のみなさん
実力のある実業家の話であろうと
信頼における先輩の話であろうと

一度自分の中で、
本当にそうなのか?

と話しかけてあげてください。

そして、本当にやりたいことはなんなのか?
仕事だけに人生が縛られてないか?
なんのために自分は生きるのか?

決めるのは自分です。
考えるのも自分です。
どうか、惑わされずに
2017年。あなたの就職活動を駆け抜けてください。
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